「The Long Black／ロングブラック」、別名ベニス500はデウスが誕生した頃に発表した、オーストラリアのソルトレイク(塩湖)で行われた最高速チャレンジに出走したときのSR500を思い起こさせます。
アルミの地肌をそのまま活かしたロングタンクとシングルシート、低いセパレートハンドルにバックステップというディテールは、まさにソルトレイクに挑んだマシンにも採用されていました。そんなマシンに砲弾型のヘッドライトを装着してカフェレーサー的なイメージを与えたデウスUSAのマイケル“ウーリー”ウーラウェイは、フロントブレーキに1960年代にレースシーンで活躍したヤマハのレーシングマシン／TZ750用の巨大なドラムブレーキをセットしました。そしてリアショックや前後ホイール、スイングアームも変更され、走りのパフォーマンスを大幅に高めているのです。もちろんエンジンもパワーアップしています。J＆E製のハイコンプピストンにメガサイクル製のハイカム、ケイヒン製FCRキャブレターも装着しています。
BIKE BUILDER: Woolie - The Emporium of Postmodern Activities, USA
DONOR BIKE: Yamaha SR500
CHASSIS: Stock main frame with modified subframe; one-off box-section swingarm
ENGINE: Big-bore JE piston; ported head; stainless valves; Megacycle cam;
Keihin FCR carb; reverse-cone silencer; K&N filter
BODYWORK: Honda 1960s CR-style tank; hand-rolled front & rear fenders
SUSPENSION: Modified stock forks; Works Performance shocks; A&A adjustable triple clamps
DETAILS: Ducati headlight; Motogadget speedo; Tommaselli clip-ons; rearsets; custom electrics box; custom single seat
@wooliesworkshop
@deusemporium
Photo: @nevin.pontious
