私たちデウスと、日本のバイクブランド/ヤマハとの関係は、とても親密です。デウスのスタートはヤマハSRのカスタムバイクであり、その後も何台ものSRをカスタムしてきました。また小排気量エンジンを搭載するヤマハ・スコーピオ225も、カスタムプロジェクトのキャンバスとして何度も登場しました。そして忘れてはならないのが、空冷エンジンを搭載したビッグバイク/XJR1300です。ヤマハ・ヨーロッパのカスタムプロジェクト/Yard Builtにデウス・ミラノが参加したとき、そのベースモデルはXJR1300でした。そのプロジェクトによって、欧州でのXJR人気が高まったのは、ちょっとした自慢です。
その車両を見た新たなバイクファンが、デウス・シドニーのジェレミー・タガントにオーダーしたのが、このマシンです。メインフレームやスイングアーム、フロントフォークや燃料タンク、前後ホイールといった車体の基本パーツは変更していませんが、シートを欧州仕様に変更。それにあわせてサブフレームを製作。フロントフォークは中のスプリングを変更し、リアショックはオーリンズ製に変更。さらにはブレーキ周りを強化して、走りのパフォーマンスを高めています。またダイノジェット製Power Commander V plug-in ECUという、エンジンの出力を決めるコンピューターを変更して、エンジンをパワーアップ。ライダーの視界に常に入るコクピット周りは、モトガジェット製のコンパクトで多機能なデジタルメーターに変更。シンプルにまとめ上げています。
写真ではブラックに見えるボディも赤いメタリックを散りばめた、大人仕様にバージョンアップ。夜、クルマのヘッドライトや街のネオンで、美しく輝きます。
BIKE BUILDER: Jeremy Tagand - The House of Simple Pleasures, Australia
DONOR BIKE: 2015 Yamaha XJR1300
CHASSIS: Stock frame with custom subframe; stock swingarm
ENGINE: Black Widow exhaust headers with SC Project end can; custom DNA air filters; Dynojet Power Commander V
BODYWORK: Stock tank; custom sidepanels
SUSPENSION: Stock forks with uprated springs; Öhlins shocks
WHEELS & BRAKES: Stock wheels; Bridgestone tyres; Discacciati radial master cylinders; Discacciati 6-piston calipers; Discacciati 320mm discs
DETAILS: Rizoma Reverse
Retro mirrors; Motogadget Motoscope dash; PBM switches; PBM LED headlight; Kellermann Atto indicators; Reupholstered Euro-spec XJR1300 seat
@jeremy.tagand
@deushouse
Photo: @phoenix.naman
