ベースとなったモトグッツィT3は、どちらかというとノンビリと走る為の、
とてもスタンダードなネイキッドマシン。“T”とはツーリングを意味するのです。同年代にモトグッツィがラインナップしたスポーツにモデル/750Sと同系統のエンジン＆フレームを持ち、エンジンについては排気量を850ccまで拡大したのですが、肉厚のシートや高いハンドルなどを装着していました。
そのマシンをベースに、デウス・シドニーのメインビルダー/ジェレミー・タガンは、完璧なカフェレーサースタイルを作り上げました。
しかもその各部は、カスタムバイク＆カスタムカー＆ビンテージバイクシーンの中で、アイコンとも呼べるアイテムでまとめ上げていました。例えば、ドレスダ・トライトンのシート、ノートン・マンクスのビキニカウル、タロッツィのステップ＆ペダルキット、BSAロケットゴールドスターのサイレンサー、トライアンフ・スラクストン用にデザインしたサイドカバーなどなど。その銘品を、ポルシェが採用したマイアミブルーのタンクカラーがまとめ上げます。
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