『旅に出たくなるバイクをカスタムしょう』 をコンセプトにドナー車両選びをはじめた。ドナー車両を選定し始めると一つのアイデアが生まれた。『脱着できるキャリア』
オーストリアを代表するモーターサイクルKTM。かつてはオフロードバイクを得意とするメーカーのイメージが強かったが、オンロードでも広く支持されている。なかでもネーキッドモデルであるDUKEは排気量毎にファンがいると言っても良いほどに人気だ。外車とは思えない性能の高さとインジェクションの安定性は旅の不安を一つ減らしてくれる。また高速道路を走行できる排気量と街乗りでのサイズ感がドナー車両に選ばれたゆえんだ。
なんで？こんな形になってしまったのだろう？もともとのDUKEを知っていればなおさらカタチの違いがわかるだろう。「もう少しスッキリさせて、後ろに向かってシュッーとさせたいんだよ」 「シューっと」擬音語と身振り手振りを交えながら熱弁し始めたDr.ソエダ。内蔵タンク容量を計算しながら一体型FRPカウルの造形をイメージし、ライディングポジションを考え、「全体的にシューと」と言い続けた結果、導き出されたのがBeluga X Mのかたち？だ。シートポジションはほぼ変わらず純正シートフレーム造形をリデザインすることによって生まれたキャリアと、デジタルメーターの移植によりヘッドライト上にフロントキャリア。脱着は簡単に行える使用だ。
塗装からしあがってきた一体型FRPカウルがソファーに置かれている姿を見ているとイルカに見えてきた。白イルカは絶滅危惧種らしくベルーガXM と名付けられた。昨今のメーカーから発売されているバイクは高性能、低価格でカッコ良く、カスタムをするスキも無い。オリジナル車両の外観、性能を60~70％残しつつ、コンセプトに合わせたカスタムを形図くるのは至難の業だ。Dr.ソエダもある意味では絶滅危惧種な存在なのかも知れない。
ツーリングに気持ちの良い季節、何を積載し、何処へ？想像して見て下さい。
Beluga XMは箱根バイカーズパラダイスにて9月いっぱいまで展示されています。ぜひ足を運んでみてください〜
Built by Tomoyuki Soeda
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スペック詳細は下部ご参照下さい。
カスタムスペック詳細
2012年式
フロント足回り
17inc 純正ホイル
前アドベンチャータイヤ ブリヂストン AX41
リア足回り
17inc 純正ホイル
後アドベンチャータイヤ ブリヂストン AX41
灯火類
LED ヘッドライト
LED(ハイサイダー製)テールウインカー
ワンオフ制作
タンクシートテール一体型FRP カウル
シングルシートフレーム
シングルシート
サイドマウントナンバーフレーム
脱着式フロントキャリア
脱着式リアキャリア(純正シートフレーム造形)
サーフラック
他、各部ワンオフ仕上げ
販売価格
¥1,680,000(税別)
登録諸経費込み
陸送費用別
Deus Ex Machina Asakusa デウス エクス マキナ 浅草
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