実はこのトライアンフTR6は数年前に、シドニーにあるデウスのヘッドクオーターのガレージに運び込まれていました。そこで長い時間を費やし、プロジェクトがスタートしたとき、まずは車両の上に積もった埃を払うことから始めたのでした。
しかしデウス・シドニーのチーフ・ビルダーであるジェレミー・タガンと、長年デウスチームと友好な関係にあるウォーレン・オーソンは、アルミ製のカバーが付いたフロントフォーク、小振りな燃料タンクや個性的なオイルタンク、サドルシートやクラシカルな前後フェンダーを、リアサスペンションを持たない“リジッド・フレーム”に搭載しました。
エンジンはSovereign Classic Motorcyclesのノームとともにオーバーホール。35年以上も前に生産されたエンジンを新車のような状態に仕上げました。この古めかしくも美しく仕上げたマシンを見た、デウスのクリエイティブディレクターであるカービー・タックウェルは、このマシンにインスパイアされたポスターを2枚も製作しています。
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Photos Thomas Walk
Deus Art Carby Tuckwell