Come with us into the Underworld デウスと共にアンダーワールドの世界へ ?  インドネシア バリ

Come with us into the Underworld デウスと共にアンダーワールドの世界へ ? インドネシア バリ

アートショーはデウス・バリがもつ素晴らしい側面の一つである。私たちの日常にちょっとした楽しみを落とし込んでくれるこの企画のおかげで、様々な素晴らしいアーティストとコラボすることができ、そのアーティストをデウス・テンプル( デウスバリの名称) に招いて、彼らの作品を展示することができるのだ。これまで紹介してきたのは、唯一無二の個性をもつアーティストばかり。そしてもちろん、これから出会うアーティストもオリジナリティたっぷりの顔ぶれになることだろう。

ローワン・E・キャシディは、その中でも特に異彩を放つ1人だ。彼は才能溢れるアーティストであり、古典の習得、図法、振り付けを学び、他と被ることのない、豊富な自己表現の道を常に探っている。また、彼は人としても素晴らしく、波に乗るのが大好きという一面も持っている。

Là-Bas (ザ・アンダーワールド)は、ローワンにより紙に描かれた作品の展覧会だ。彼は、単一神話的ストーリーテリングから心理的、哲学的、そして精神的な象徴性の探求に至るまで、自身の知識を深く掘り下げ、そこからインスピレーションを得ている。

ローワンは、全ての作品に対して直感的な肉体的衝動を元に取り組んでおり、それは彼の壮大な作品の中に描かれた表現豊かなジェスチャーや、流れるような構成に大きく表れている。しかし、それは壮大な作品だけには止まらない。より小さなスケールの作品からでさえも、彼のそのアプローチを感じ取ることができるのだ。これらの作品を見てもらえばわかるだろう。指や手首の動きによって描かれた線の正確さが、彼の全ての作品においてエネルギッシュな存在感を示している。

ローワンのショーは、バリのデウス・ギャラリーで2022年 5月8日まで開催。