シルバーレイクのサンセットジャンクションに位置する本店は、デウス エクス マキナの変革の第一歩であり、デウスの創設者、デア・ジェニングスにとってみれば、起業家としての再出発でもある。彼は40年以上前にシドニーの伝説的なレコードストア、ファントム・レコードを設立するなど、起業家としての経験を積んできた。そして2024年現在、デウス レコーズ&パブリッシングの立ち上げにより、デウスの音楽に対する情熱に再び火が灯った。世界各地のデウスストア、東京やボルドー、そして新しくオープンしたシルバーレイクのコンセプトショップでライブイベントが開催される。
デウスの定番 クラシック、レコーズ コレクションのアパレル商品が、地元で作られた陶器や厳選された本、そして壁一面のアナログレコードと並んでディスプレイされ、レコードは年代物の高級オーディオで再生される。ショップの店頭にはDJデスクが設置され、地元や立ち寄った海外のDJたちが、訪れたファンたちにサウンドを披露するスポットとなっている。
シルバーレイクのデザインは、縦木目のダグラスファー(US産の松材)天然素材などを取り入れ、隈研吾やドナルド・ジャッドの作品のようなシンプルさを表現。ジャッドへのリスペクトを込めて、現代アートを取り入れながら、日本の伝統的な軸組工法を採用し、ストアはデザインと機能を両立している。メインの棚を用いたグリッド構造は、従来の収録スタジオで使われていた音響パネルを参考に、ストア全体に均等に音が鳴り響く設計となっている。
新旧が混在するストア内では、サウンドへの没入体験を生み出し、デウス エクス マキナの次なるストーリーへの第一歩であるこのストアが、様々な愛好家や音楽ファンが集まるシルバーレイクの中心となることだろう。デウス シルバーレイク店は、展示施設やコミュニティの場、そしてビジネスとしての機能が、匠の技によって一つ屋根の下に集合し、複雑に組み合わさった独自の文化を構築している。
開店を祝して…
数週間前、カリフォルニア州のデウス シルバーレイク店の開店祝いとして、ゲストや新旧の友人を招き、様々なジャンルの音楽を結集した、デウス・ファンと音楽の一大イベントを開催した。
各自の趣向を凝らして、祝いの場を盛り上げてくれたアーティストたち全てに、心から感謝したい。
今回のイベントに参加してくれた人たち、おいしい食事を提供してくれたモンティーズ・グッド・バーガー (Monty’s Good Burger)、それから様々なドリンクを提供してくれたマドレ・メスカル (Madre Mezcal)、805 Beer、ランチョ・ウェスト (Rancho West)、そのすべての人々に、大きな感謝を送りたい。
サンセットブールバード3815に所在するデウス シルバーレイク店は、デウスの共同設立者、カービー・タックウェルとカーサ・スタジオのステファン・ウィーガンドとの提携の下で設計された。
施工 | トビアス・ハイダック、フー・ビルト・イット、ゴールド・ゴースト・ヴィンテージ・ワークス
Construction by Tobias Hayduk, Who Built It and Gold Ghost Vintage Works.
Deus Silver Lake, Los Angeles located at 3815 Sunset Boulevard, Los Angeles, CA 90026
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