DEUS SOUND CHECK at DEUS TRAPDOOR

DEUS SOUND CHECK at DEUS TRAPDOOR

2018年711日デウス原宿地下スペースの新しい名称 “DEUS TRAPDOORデウストラップドアでの初めての催し、“DEUS SOUND CHECK”が行われた。

通常サウンドチェックとは名前の通り、作り上げたサウンドシステムの音をチェックする、言わば完成前の最後のテストになる。もちろんそれは内部の人間だけの閉ざされた確認作業であり、公開されることはない。

このDEUSの新しいサウンドシステムではどんな音が出るのか?その最終テストにDJや音楽関係者たちを招待し、

音のプロフェッショナルによる公開サウンドチェック“DEUS SOUND CHECK”を行った。                

 “Made in Japanの音というコンセプトのもと、TaguchiのスピーカーやALPHA RECORDING SYSTEMのミキサーなど、全て日本メーカーの機材だけで組み上げたDEUSサウンドシステム。さらにDJブースもDEUSサウンドシステムのためにアメリカ軍の古いストレッチャーを改造したものをオリジナルで作成。

その前評判の高さから多くのDJ・音楽関係者に出席の返事をもらうことができた。

そしてDEUS SOUND CHECK当日、集まった関係者達はそれぞれ自分で持って来た音源をかけていく。普段聞き慣れた音源がどんな音で鳴るのか、それをチェックしDEUSサウンドシステムの特徴を把握していく。音楽だけが響き、フロアの全員が静かに耳を傾けるところからのスタート。

良いDJはそのプレイを音源だけに任せない。良い音源を良い音でお客さんに聴かせること。そこまでがDJの仕事になる。だから専用のレコード針や機材を持ち込む人もいれば、かける前にクリーナーで一枚一枚レコードを磨く人もいる。またフロアにどのくらいの人数が入っているかを見て常に音のバランスを変えていく。

良いDJはお客さんにどんな音が聞こえているかを徹底して管理する。

それだけに皆サウンドチェックには厳しい。DEUS TRAPDOORではどの曲がどんな音で鳴るのか、次々に確かめていく。DJブースには次第に人が集まり、サウンドチェックを待つ順番が列をなすほどの賑わいを見せた。

音に厳しいからこそ、良い音が出た時は皆良い笑顔になっていく。そして振り返ってスピーカーの方を仰ぎ見たり、順番を譲らずすぐに次の曲をかけようとしていく。

静かな試聴会でスタートしたサウンドチェックは次第にパーティーになっていった。

DEUS原宿地下TRAPDOOR、音が止まる最後の瞬間まで多くの人が残り拍手が沸き起こった。

このDEUSサウンドシステムを作るのに尽力してくれた人達を改めて全員に紹介するとさらにまた大きな拍手。

サウンドデザイナー阿尾夫妻、サウンドプロデュースを担当したFreedomSunset production柴田雄一郎氏、そしてDJブースの製作者である宮崎正人氏。並んだ職人達の顔もまた笑顔になる。

最後まで真剣な試聴会で終わるかと思われたDEUS SOUND CHECKは大盛り上がりのパーティーとして終わった。これは音に厳しいプロ達が本気でその音を楽しんでくれた何よりの証拠だろう。最後のテストと臨んだDEUS SOUND CHECKは、集まってくれたみんなから合格点をもらえたのではないだろうか。

DEUS TRAPDOORでは、これから毎週木曜に様々な場所で活躍するDJ達を呼び、そのプレイを披露してもらう。金曜日はレギュラー陣による“SOCIAL CLUB”が行われる。

サーフボードのシェイプルームとバイクガレージに加え、新たにDEUS原宿に加わったサウンドシステムという空間。このサウンドチェックで音のプロフェッショナルに認められたその音を、是非これから多くの人に楽しんでほしい。

 

●Sound producer – Mr. Yuichiro Shibata (Freedom Sunset Production)

●Sound designers – Mr. Shigetake and Mrs. Yasuko Ao (movie, bar & club sound designers)

●DJ booth designer – Mr. Masato Miyazaki (DJ & furniture designer)

●Taguchi Loud Speker