ARCHON DESIGH TR1をベースに自転車をカスタムしないか?突然舞い込んできた話にストークした。街中を見渡せばオシャレな電動アシスト自転車が市民権を獲得したかの様に走行しているが、調べてみるとかれこれ20年以上も前より発売されていて、改良や法規制がなされてきたようだ。
ちなみに世界初とされるのは、1993年にヤマハ発動機より発売された電動ハイブリッド自転車・ヤマハ•PASらしい…さすがYAMAHAだ。
Drソエダに相談したところ、”ハイ•ホイール・バイク“(19世紀後半に前輪と後輪の直径が大きく異なる設計の自転車が盛んに製作された)にカゴを付けたシュウィン・スティングレイ風な感じのはどうかなぁ?と、二輪の博学ぶりが会話に現れだした。こちらもさすがだ。
ラフなスケッチを基にHQに相談したところ、今季のアーティストコレクションを手掛けたボブ・ムーアのARTを載せてみてはどうか?と、話はトントン拍子に進んでいった。HQの遊び心もさすがである。
あくまで自転車であることを前提としたカスタムの内容は、20インチのフロント純正タイヤを26インチに変更、ワンオフで製作されたチェーンガード、カゴ。シーシーバー一体型シートと、ハーレー用ホイルカバーをリサイズしセット。サスペンションをリジットに変更することにより5cmのローダウンに成功した。
ここまでの魔改造はTOKYO 中を見渡しても唯一無二の存在である。何よりも特筆すべきは、すべてボルトオンで仕上がっていることと、なんと言ってもボブ・ムーアのARTが美しい。まさに、世界に1台だけのカスタム電動アシスタント自転車だ。
Built by Tomoyuki Soeda
The battery cover paintings by Bob Moore
問い合わせ E-mail residence@jp.deuscustoms.com