毎年オーストラリアで開催されるサーフィンの大会、 ヌーサ・フェスティバルでは、待望のデウス・オールド・マル・コンテストが間もなく開催。初めて名前を聞く人もいるかもしれないが、この競技は観客達が心から愛するコンテストであり、サーファー達は、1968年以前に作られたロングボードに乗るという条件のもと競技に参加する。デウスは何年にも渡ってこのオールド・マル・コンテストで健闘してきたが、今年はイベントのスポンサーも務めることになった。
今年のイベントに先立ち、ザイ・ノリスとシエラ・ラーバックに連れられ、 地元のレジェンド、そしてヴィンテージ・サーフ界のキングであるダリル・ホーマンを訪問することに。二人は、彼のアーカイブの中から、歴史を刻んだ一枚のログをピックアップした。
ダリルの名前は覚えているのに顔が思い出せない、という人もいるだろう。それはもしかすると、ダリルがあらゆるロング・ボード大会において後ろ向きでボードに乗り、皆にお尻をみせていたからかもしれない。しかし、写真を是非チェックして、偉大な彼の顔を思い出して欲しい。
ダリルのコレクションが保管されている場所は、まるで完璧に熟成したレアで上品なワインが揃った一流のワインセラーのようだった。黄ばんだファイバーグラスがその歴史を物語り、サーフィンの雑談に花が咲く。
生まれながらの真のコレクターであるダリルは、艶やかなジェリー・ロペスのボードから、奥に隠れたスティンガーレスのコーディングリーのボードまで、コレクション内全てのボードについてその背景を語ることができる。
彼がとりわけ思いを込めて語ったボードの一つは、コレクションの中でも彼が特に気に入っているマイケル・ピーターソンの”モーニング・オブ・ジ・アース”(シングル・フィン・ショートボード)のレプリカだった。彼の膨大なコレクションの中でも最も貴重で、乗られることは決してなく、永遠に拝まれ続ける一枚である。ダリルが大切にしている、サーフ・ヒストリーの真の宝だ。
グレッグ・ノル、ジョー・ラーキン、クリス・コーネルを含む、ダリルが彼の倉庫に隠し持った山積のコレクション全てを見るには、半日という時間は短かすぎた。150枚を超えるボード、本、ポスター、ニーボード、そしてスケートボード…彼のもとを再び訪れるのはどうやら必須のようだ。ザイとシエラは、最終的にオールド・マル・コンテストにピッタリのボードを選んだ。3月12日(土)にザ・ヌーサ・Jで開催されるデウス・サーフ・スワップでは、ダリルの美しいコレクションを皆に紹介すべく、ダリルとのトークセッションが計画されている。
デウス・サーフ・スワップ #deussurfswap は、デウスが誕生して以来ずっと続いているイベントであり、ヴィンテージ・ボードやサーフ・グッズの交換や販売、そしてそのアイテムについて話ができる良い機会だ。もし面白そうだと思ったら、自分が誇りに思う品々をイベントに持ってきて、是非ともお披露目してほしい。
そして、黄ばんだボードについて語り合おう。
Photo by kenyon Batterson
