Robert Johnson Japan Tour 25 | A Blooming Finale in Deus Asakusa

Robert Johnson Japan Tour 25 | A Blooming Finale in Deus Asakusa

ドイツの名門クラブ・Robert Johnsonの25周年ジャパンツアー。その最終地点に選ばれたのが、デウス浅草。
渋谷O-Eastを皮切りに始まった今回のツアー。ツアーを締めくくるアフターパーティ、オーナーのAtaとMoodman。

そりゃあ、濃い夜になるに決まってる。
季節外れの寒さが続いたおかげで、この日はまさかの桜がドンピシャ満開。店の前の並木道は、まるで観光ポスターのような風景。花見客がひと段落ついた夕方、舞い散る桜を背に、ふらっと現れたのがAta。
オレンジのteeシャツにナイスなキャップ、手にはピンク色の染みがついたビニール袋。「え、それ血?事件?」と軽くツッコむと、「いや、梅干しをこぼしちゃってさ」と、ニッと笑う。音の巨人は、梅干しにも弱いらしい。
一方その頃、店内ではMoodmanと客たちがすでにグルーヴの渦中。Ataも日本のビールを手にして、なんとも嬉しそうな表情。音が、温度が、じわじわ上がっていく。
Ataにバトンが渡ると、空気がまた一段ギアを上げた。音が太くなり、人の密度も熱もどんどん増していく。笑い声とビートが重なって、「クラブイベント」なんて言葉だけじゃ到底片付けられない空間が出来上がっていた。
Danke schön― ダンケシェーン 感謝です。Ata、Moodman、そして集まったすべての人たちへ。音と桜とビールが混ざり合った、特別な夜でした。