Surfercross 2022

Surfercross 2022

サーファクロス 2022  デウス アメリカ

殆どの人が、サーフィンとモトクロスはそこまで変わらないと思っている。そして、この2つの競技のどちらかを経験している多くの人たちも、その意見に賛成するだろう。一方で、僕たちの中には、その2つに違いを見出し、その分岐点を越えることに魅力を感じている人もいる。僕自身は、この2つの共通点は数え切れないほどあると思っているし、どちらも大自然の中で経験する創造的で冒険的なアクティビティであることに変わりはない。砂浜に線を引き、海に出て、地形や波を読み、トラックの流れや特定のラインナップの特異性を理解する。でもやっぱり、僕たちが共通して一番に求めているのは、その場所に行き、古き良き時代の素晴らしい時間を過ごすこと。サーファクロスは、まさにそれが実現できる場所の一つだ。

過去23年間に渡り、プロフェッショナル・モトクロスとスーパークロス界の重鎮、ジェレミー・アルブレヒトは、毎年モトクロスとサーフィンのプロのアスリートや業界人を厳選し、南カリフォルニアで二日間のイベントを開催してきた。プロサーファーとプロのモトクロス ライダーがランダムにペアとなり、サーフィンとモトクロスという2つのスポーツでチームとして競い合うイベントだ。

1日目は、サーファーとモトライダーが一緒に並び2ヒートのレースを行う。
そして2日目は、サーファーとモトライダーたちが、20分のヒートでパドルアウト。予選を行い、チームとしての決勝進出を目指す。

全ては、くじ運にかかっていると言ってもいい。だから、誰もが勝算のある選手とペアを組むことを望んでいる。今回僕は、親友のブランドン・ティプトンとペアを組むことになった。彼は元プロサーファーで、熱意あふれるデザート・レーサーでもある。

僕らは、イベントのモト部門では6-6でフィニッシュし、ファイナルでは3位に入賞を果たした。そして、他の選手を抑え、サーファクロス・チャンピオンシップで総合優勝!
二人とも、それぞれ優勝の経験は2度目だったけれど、一緒に優勝したのは初めてだった。

このイベントに参加することができて、本当に感謝している。サーフィンとモトの愛好家にとって、一年で最も楽しいイベントの一つだし、ジェレミーと彼のチームがこのイベントを実現するために費やしている多大な努力と苦労に敬意を表したい。


Thanks Surfercross! Can’t wait for the next one.
サーファクロス、ありがとう!既に次の大会が楽しみだ。
Rider / writer - Forrest Minchinton フォレスト・ミンチトン
Photos - Monti Smith