第一回 デウス スワンク・ラリー・レディース エディション
レディース・アンド・ジェントル（ウー）メン ！
最初のデウス・スワンク・ラリー・レディースが遂に実現。
デウス エクス マキナは、北イタリアの美しいモンタニャーナで開催された最近のウィメン・モーター・ブートキャンプで、デウス・スワンク・ラリー・レディースの第一弾を発表した。
まだ知らない人たちのために言っておくと、これはすごく特別なイベントだ。ウィメン・モーター・ブートキャンプというイベントの出発点は、女性たちが情熱をシェアし、身近に感じられる環境で、お互いに長い繋がりを築けるようなコミュニティを作りたいという願い。女性たちが、バイクやエンジン、スポーツへの情熱を、他の女性たちと共有できることを唯一の目的としている。
私たちは、1000人以上の女性がライディングに意気込みを見せていた前回のウィメンズ・モーター・ブートキャンプを見て、今回は、レディース版のデウス・スワンク・ラリーを紹介する絶好の機会になるだろうと思った。
ルールは他のスワンク・ラリーと同じ。参加者はトラックでの自分のタイムを登録し、可能な限りベストタイムを出そうと努力する。ヴィンテージ・バイク、変わったバイク、スペシャルなバイク、バイクであれば何でもOK。そして、自分のバイクにピッタリの“スワンキー”な（オシャレな）服も忘れてはいけない。今回初となるレディース・エディションで、沢山のスワンキーな女性ライダーたちを見ることが出来たのは、最高に楽しい経験だった。全体の素晴らしい雰囲気と、初めてバイクに乗る人たちの笑顔に勇気をもらい、プロだけでなく、経験の浅い女性たちも大会に参加していた。少なくとも何人かの参加者は、この週末をきっかけに、生涯の情熱を抱くようになったに違いない。その事実だけでも、今回のイベントは成功だったと言えるだろう。
大会は、全てのレベルのライダーたちに参加可能。このスワンキーなイベントは、新人だけのものではないのだ。イタリアのエンデューロ選手権で9回優勝しているアンナ・サッピーノは、ピアジオ・ブラボーでコースに参加してその走りを披露してくれたし、デウス・オランダの代表であるハンナ・フェルヴァイは、アムステルダムから遥々足を運び、デウス・ウーマンとは何なのかを人々に示すべく、彼女のヴィンテージ・バイクでラリーに参加してくれた。そしてもちろん、「スワンク・ラリーのゴッドマザー」的存在であり、ウィメンズ・モーターサイクル・ブートキャンプの創設者でもあるドミティラ・クアドレーリも、男性中心のオートバイ界における活力ある女性の代表として、イベントに参加している。舗装された道とは程遠いこのイベントに参加する女性たちを、私たちは心から応援したい。一番最初のデウス・スワンク・ラリー・レディースに込められた思いは、世界中のデウス・ウーマンのための道を切り開き、女性たちが、眠っていた自分の（もしくは彼女たちのおじいさんの）ヴィンテージ・バイクを蘇らせ、それを走らせて欲しいという気持ちだった。
デウス・スワンク・ラリー・レディースに参加した多種多様なパワーウーマンたちは、スワンク・ラリーの本質、つまり、ただただその時間を楽しみ、バイクの情熱で繋がることの素晴らしさを教えてくれた。そしてもちろん、舞った砂埃の量もすごいことに。トラックでの素晴らしいスキルに加え、沢山の女性たちが、最高のヴィンテージ・バイクや風変わりなバイクをモンタニャーナに持ち込んでくれたのだ。文字通り、イベントは印象深い服に包まれつつ、全てのデウス・ウーマンたちの道を切り開いた。結果的に女性である私たちにとっては、やっぱりファッションも大切なのだ。
イベントは沢山の楽しみに包まれた。でも、同時に大きなご褒美があったことも忘れてはいけない。デウス・スワンク・ラリー・レディースは、スワンク・ラリー・ディ・サルディーニャの「姉妹イベント」。デウス・スワンク・ラリー・レディースの総合優勝者は、翌年のスワンク・ラリー・ディ・セルディーニャの「乗車券」を手にいれることができる。こんなにすごい賞品がもらえるなんて最高すぎる。優勝したジャーダ・ヴェッズを心から祝福したい。彼女が、ボーイズたちと同じように、素晴らしい走りを見せてくれることを期待している。
何もかもを最高レベルで楽しめた週末。今月末のスワンク・ラリー・ディ・サルディーニャ、そして来年のデウス・スワンク・ラリー・レディースの開催が待ちきれない！
チャオ！
Photo - Yoran van Rossum
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