スワンク ラリー・サンパウロ 2023 / デウス ブラジル
一生に一度のチャンスが訪れたとしても、それに気づくこと自体が稀で、それを活かせることは相当珍しい。幸いなことに、そんなチャンスが我々にも巡ってきた。2回目のスワンクラリー・ブラジルを、国定史跡を会場として開催するという計画のメールだ。冷静に、簡潔に、「イエス」とだけ(スポンサーに対してふさわしくない言葉もいくつか添えたが…)ブラジルのチームに返信した。
会場となったブラジルのパカエンブー・スタジアム(エスタジオ・ムニシパウ・パウロ・マシャド・デ・カルヴァーリョ)は、ウィキペディアによれば、1940年代に建てられたアールデコ様式の美しいスタジアムだ。現在は改修中で、真ん中にサッカー場の大きさで砂と泥のサークルが残されており、我々が求めるレース会場として完璧だった。
スワンクラリーの「持ってきたものを走らせる」というポリシーのもと、ミニバイク、Eバイク、スクーター、トレイルバイク、そしてホンダの提供による多数のCRF 250、すべてが4つの競技カテゴリーに分けられ交代でトラックを駆け回った。
レース以外にも、音楽のライブ演奏やダリオ・コスタによるフード提供、フレッド・キリオスが観客の頭上を飛び越えるパフォーマンスが行われた。