THE BLU RUVIDO  / ブルー ルヴィド

THE BLU RUVIDO / ブルー ルヴィド


2017年にスタートした、1980年代のオフロードバイクを中心としたエンデューロレースイベント「The DEUS Swank Rally/デウス・スワンク・ラリー」。世界中で人気を博したそのレースは、2019年にはヤマハがタイトルスポンサーとして名乗りを上げました。
 
そのヤマハから提供された最新のエンデューロバイク、2019年式の「YZF450FX」をベースに、デウスUSAのメインビルダー、ウーリーことマイケル・ウーラウェイが製作したのがこのマシン。現代のオフロードマシンが持つ高いポテンシャルを活かしながら、ビンテージ・テイストの外装を持つマシンを作り上げました。
 
「ビンテージ・オフロードバイクは細いタンクの下に、フレームが1本通っているだけだが、最新のYZFのフレームはエンジンを囲むように2本のフレームがタンク下に通っている。そのフレームに小さなタンクを載せてビンテージ・オフロードバイク風に見せるのはとても難しかった」
このマシンの製作をふり返り、ウーリーはそんな風に語りました。しかも2019年式「YZF450FX」の燃料タンクはシート下にあり、通常の燃料タンクがある場所はエアクリーナーボックスになっているのです。
 
そこでウーリーは、「YZF450FX」のシート下の燃料タンクはそのままにリアフレームを新作。その上に肉厚でクラシックなシートをセットし、短いリアフェンダーも装着しました。そして古いモトクロスバイク/ヤマハYZの燃料タンクを加工してエアクリーナーボックス位置にデザイン。アルミ板からサイドパネルも叩き出して、YZタンクとシート、リアフェンダーのラインを繋ぎ合わせ、懐かしくて新しいこのオフロードマシンを作り上げたのです。

THE EMPORIUM OF POSTMODERN ACTIVITIES DEUS EX MACHINA USA