THE DEUS CHAMOIS

THE DEUS CHAMOIS

 デウス ・シャモア

デウスのイベント「スワンク・ラリー・オン・アイス」の復活に際して、最高の舞台を用意したい。そこで心強いデウスのパートナーで、これまでも様々な企画を成功に導いてくれたヤマハに、「氷上レースで特別なことを一緒にやろう」と相談を持ち掛けた。

彼らの回答は一言、「もちろん、やるに決まっている」。それからすぐに、改造用として新品のXSR 125を2台、デウス ミラノに送ってくれた。

デウス ミラノのワークショップでカスタマイズされたこのマシンは、注目されること間違いなし。過去と未来の美しさが独自に溶け合って、際立った雰囲気を醸し出している。オフロード用タイヤとコンパクトに収まったハンドメイドのシートは、クラッシックな長距離耐久レースをオマージュしたものだが、バイクをはっきりと特長付けるのはタンクと近未来的なカウル(バイク前方のパーツ)である。つまり、ロードでもオフロードでも操縦しやすく、あらゆるシチュエーションで特別な気分を味わえる、独特の個性を備えたマシンだ。加えて、SC-Project製のマフラーが心地よい音を響かせてくれる。

「大は小を兼ねる」そんな言葉もあるが、バイクの話であればそうとは限らない。スワンク・ラリー・オン・アイスのサーキットでそれは証明された。雪上のコースを容易にフルスピードで駆け抜けるこのマシンこそがその証拠だ。

フレンチアルプス、シャンルッセの氷上サーキットを、自由自在に走り回れるバイクは、「Deus Chamois(デウス シャモア)」以外思いつかない

Photographer  Alexandre Taube