この車両を見て、ドゥカティのネイキッドスポーツモデル「モンスター」をベースにしたカスタムだ、と思った方。惜しい!! じつはエンジンはモンスター750なのですが、フレームはクロームモリブデン鋼管を使ったオリジナル。それにクラシカルな外装をミックスしているのです。
このデウスのカスタムバイクページを見てくれている方なら、“オリジナルのフレーム”っていうフレーズを何度も聞いたことがあるはず。そのほとんどが、ときには“クロモリ”なんて呼ばれるクロームモリブデン鋼管を組み合わせて製作しています。クロモリは肉厚が薄くて軽いのに、強いパイプ。そんな素材を使ってオリジナルフレームを製作することは、フレームの計量化に加え、車体の運動性能を決めるのに重要なエンジンの搭載位置や、前後サスペンションの取付位置や角度を自由に決められるので、カスタムバイクビルダーがイメージするとおりのポテンシャルを持つバイクを造り上げることが出来るのです。
そしてこの「Dreamliner」を造ったデウス・アメリカのメインカスタムバイクビルダーであるマイケル“ウーリー”ウーラウェイは、1990年代に誕生したスポーツバイクの名車“ドゥカティ916”に近い特性を持つフレームを造り上げました。
BIKE BUILDER: Woolie - The Emporium of Postmodern Activities, USA
DONOR BIKE: Ducati Monster 750
CHASSIS: Custom chromoly frame & swingarm
ENGINE: Keihin FCR39 carbs; one-off exhaust with Cone Engineering reverse megas
SUSPENSION: Öhlins RWU forks; Race Tech shock; CNC triple clamps
WHEELS & BRAKES: 17in spokedalloy rims; Michelin tyres; Brembo radial master cylinders; Nissin 6-piston front caliper; Brembo rear caliper; Kosman discs
DETAILS: LSL rearsets; Rizoma clip-ons; Kushitani leather seat; Monza filler cap
@wooliesworkshop
@deusemporium
Photo: @nevin.pontious