THE FRAMER / フレーマー

THE FRAMER / フレーマー

 

フラットトラックレースの中でもっともエキサイティングなのは、“マイルレース”と呼ばれる1周約1.6kmの楕円形のコースで行われる超ハイスピードバトルです。最高速度は軽く200km/hを越え、前車のスリップストリームを利用しながら抜きつ抜かれつのバトルを、フロントブレーキを持たないフラットトラックレーサーで行うのですから。

このマシンは、そんなマイルレースに出場するマシンをイメージして製作しました。モデル名の“フレーマー”とは、フラットトラック専用に開発したフレームに各メーカーのエンジンを搭載したマシンのこと。要するに、フラットトラック専用マシンというわけです。

デウスUSAのメインビルダーのマイケルウーリーウーラウェイは、エンジンにヤマハFZ-07(日本名MT-07)用エンジンを選択。アメリカで行われているフラットトラックレースの最高峰/AFT(アメリカン・フラット・トラック選手権)に出場するヤマハのファクトリーマシンに近い、ボアアップピストンやポート加工、レース用カムシャフトなどが詰め込まれた、ヤマハファクトリー・レーシングキットでアップグレードしています。

フレームは、フラットトラック用フレームの伝説的なデザイナー/ジェフ・コールから、フレーム各部の角度やエンジン搭載位置などについてアドバイスを得て製作。しかしストリートでの使用も考慮して決定した燃料タンク容量もカバーできるデザインとしました。

このマシン、かつて引退を発表したホンダのMotoGPライダー/ダニー・ペドロサのために製作したホンダCR500ベースのフラットトラックマシンの兄貴的存在として製作。ストリートでの走行を難なくこなすことはもちろん、マイルレースでも高いポテンシャルを発揮します。