The Goldy

The Goldy

世界中で展開しているDeusのワークショップではおなじみのバイク、カワサキW650。その中でも最も多くのW650をカスタムした、Deusシドニーのチーフカスタムビルダー/ジェレミー・タガンにしてみれば、眼をつぶったままでもカスタムできちゃうくらい、どこに、どんなパーツが、どんな風に装着されているかを知り尽くしたバイクです。

(今、彼が気にしているのは、職場の安全ガイドラインを守ることだけだったりして…)
だから誰もが、W650では新しいアプローチなんてないと思っていました。
でも、このGoldyができちゃったんです。

Deusシドニーのワークショップに持ち込まれたW650は、フレームとエンジンだけになるまで徹底的に分解された後、ジェレミーはスリムなTTスタイルのアルミタンクとステンレス製のフロント&リアフェンダーを取り付け、カスタムメイドのサイドカバーとスクランブラーベンチシートでボディワークを完成させました。

そしてPBM 3 in 1ウインカーにHighsider製ヘッドライト、日本のDaytona製ベローナスピードメーターにREZOMA製リバースレトロミラーなど、最高級パーツをセットアップ。Custom Ikon製リアショックとPirelli製 ラリータイヤをチョイスして、DNA製エアフィルターとSC Project製エキゾーストパイプは完璧なハーモニーを奏でます。吸気音も排気音も、完璧です。

フレーム、ホイール、その他のパーツはサテンブラックにパウダーコーティング。エンジンのカバー類や燃料タンクはしっかりと磨き込みました。タンクには、特注のサンドキャスティングで造り出したタンクバッジを装着して完成です。

やりぎず、やらなさすぎず、ちょうどいい。そんなミニマリズムがGoldyの特徴です。

Build by Jeremy Tagand  
Photography by Kenyon Batterson