ベースとなったハスクバーナTE250は、かつて世界エンデューロ選手権で優勝したマシン。バリの街中や郊外を走るのに、これだけ適した車両はほかにありません。しかし我々は、プラスティックパーツが好きではありません。そこで、それらをすべて取り払い、かつての映画スター/スティーブ・マックィーンが愛したハスクバーナのような、シンプルでパワフル、そして少しレトロな外装をデザインしました。そのときリアフレームを作り直し、タックロール仕様のクラシカルなシートを装着。そのリアフレームのラインに合わせて、排気系も製作しました。車体の左右に装着されていたエンジンを冷却するためのラジエターは、カワサキKLX用に変更。車体の左側のみに装着しました。またホイールサイズを変更。前後とも18インチとすることで、オフロードともスーパーモタードとも違う、それでいてどこか懐かしいサイドシルエットを作り上げました。