空冷DOHC並列4気筒650ccエンジンにシャフトドライブを採用しているホンダCB650は、1983年から85年までの経った2年間しか製造されなかった珍しいモデル。それがインドネシアにあったなんて…それは奇跡に近いことでした。そのマシンを、オーナーが4年前に購入。しかし、マシンのコンディションはよくありませんでした。それでもこの車両を走らせるため、世界中からパーツをかき集め、その目処が付いてからようやく、カスタムの方向性を定めたのです。
マシンは可能な限りシンプル&クリーンに仕上げることにしました。その結果リアフレームを一新。ビキニカウルや燃料タンク、テールライトを組み込んだシートカウルも、アルミ鋼鈑を使い板金加工で製作しました。エンジン内部や駆動系もリフレッシュ、電装系も一新しLEDの灯火器類でモダンに仕上げました。