ヤマハTW225は、じつにユニークなデザインが与えられています。これはTWがデビューした時代背景も大きいでしょう。1980年当時の日本ではバイクが売れに売れて、ライバルメーカーたちと競うように沢山の新型車を発表しました。そのなかで、いまでは上司のOKが出ないであろう、ユニークな、いやチャレンジングなバイクも数多く登場しています。TWもそのひとつ。だって、リアの極太タイヤを造らせちゃうんですから。
このマシンを造ったデウス・シドニーのビルダー、ジェレミー・タガンは、そのTWの個性を活かしつつ、まったく新しいイメージをTWに誕生させました。スーパートラップ製のサイレンサーや、ベイツタイプのヘッドライト、フラットシートはTWカスタムの定番アイテムですが、それに古いハスクバーナに搭載されていた燃料タンクを加工して装着。しかもベイツ製ヘッドライトを2つも装着して、これベース車両は何だっけ? 的な、ビンテージなのにポップなスタイルを造り上げたのです。
BIKE BUILDER: The House of Simple Pleasures, AustraliaDONOR BIKE: 2006 Yamaha TW225
ENGINE: Custom exhaust header with Supertrapp silencer; K&N air filter
BODYWORK: Husqvarna alloy tank; alloy front fender
DETAILS: Nitroheads seat; tracker handlebars; twin Bates-style headlights; twin vintage taillights; Posh indicators; 60mm speedo; alloy mirrors
@jeremy.tagand
@deushouse
Photo: @thomaswalkphotos