ワックス脱毛でツルツル!チャリティー・ワックス・イベントでサイクリング
デウス バリ インドネシア
映画『40歳の童貞男』で、スティーブ・カレルが胸毛をワックス脱毛されるシーンを見たことがある人もいるだろう(まだ見たことがなかったり、忘れてしまっていたらココをクリックしてみてみましょう。)
始まりは、ジャカルタからバリまでの1800kmにわたる熱いバイシクル・ライドを控えたイヴァン・ゴーサルズとアレックス・ファブリーが、自分達がワックス脱毛をしてイベントのために資金集めをしよう、と言い出したこと。バイシクル・ツアー・フォー・チャリティーは、彼らがスウゥン村で目にした貧困で苦しむ人々のために何かがしたいという思いで生まれた、バリにあるゴミ捨て場に設営されたイベントだ。会場を見つける前に、その臭いでそこに辿り着いたことがわかるだろう。
私たちは、このイベントの開催にすぐに飛びついた。これほど面白いものはないだろうと思ったからだ。特に、アレックスが絡んでいるとなれば、面白くならないわけがない。彼はコメディアンで、スティーブ・カレルほどではないが、とても毛深い。その夜は、「50歳の脱毛童貞男」とネーミングされた。シンク・ピンク・ワックス・サロンの優しいスタッフの女性たちが、痛みに慣れさせるため、まずは野郎達の脚から脱毛を開始。その後30分間は、ツルツルピカピカの脚をゲットするため、痛みに耐えながら放送禁止用語を連発し、しゃくりあげ、悲鳴をあげる彼らと、それを見ながら笑いまくる人々の声で大盛り上がりとなった。
そして、脚のお次は胸だ。誰もが、胸毛が薄いイヴァンが明らかに有利だということはわかっていた。でも、それを一番感じていたのはアレックスだろう。胸を脱毛されていた29分間、彼は、このイベント開催を企画した自分自身を恨んでいたに違いない。アレックスの周りにどっと押し寄せる観客達。人々は拳の中にお札を握りしめ、黒い毛が密集した胸から色々な部位から自分が脱毛したい場所、もしくは範囲外の部分さえをもチョイスして入札していた。
しかし、これ系のイベントで面白いのは、私たちのドSの本性が引き出されること。入札者たちの望みはただ一つ。ピッタリと張り付いたワックスを、べりっ!と剥がすことだ。
アレックスが半分も終わらないうちに、イヴァンはすっかりツルツルになっていた。ゴミ箱は毛とワックスであふれ、観客たちはビールと騒々しい笑いに包まれていた。
もし、このイベントのバロメーターが、夜の終わりに立ちはだかる二体の鮮やかに輝く艶やかなピンクの身体だとしたら、私たちは間違いなく勝利を収めたことになる。あれだけの痛みを経験しても、未だにニカっと大きな笑顔を浮かべている二人の姿も勝利の証だ。
しかし、このイベントの真の目的は、スウゥン村に学校を建てるための資金を集めること。それを達成するためには、道のりはまだまだ長い。
バイシクル・ツアー・フォー・チャリティーに寄付をしたい人は、下記のリンクをクリックしてほしい。
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